はなまるのこよみ

20年越しの夢を叶えて猫と一緒に暮らす日々

#7 結果発表

前回、動物愛護センターで譲渡希望を出した私たち。

 

結果発表までの1週間は「応募が多かったらどういう風に人選されるんだろう?」とか「やっぱり猫を飼った経験がある人が選ばれるのかな?」など、思わず色々考えてしまいながら眠れない日々を過ごしていました。

「人事を尽くして天命を待つ」ではないですけど、発表前日には近くのお寺にお参りして、天に祈るばかりでした。

 

そして迎えた当日

「電話かかってきてくれ!!」と念じながら携帯の前で待っていました。センターが開くのは10時。じっと念じながら待つけど携帯が鳴らない!!「え、もしかしてダメなの・・・?」と諦めかけた11時半ごろ

 

ルルルルル・・・・・

 

キターーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!♪───O(≧∇≦)O────♪

 

着信表示は「動物愛護センター」から!

ドキドキしながら電話に出ると、「おはようございます。譲渡猫の件なんですけど、今回倍率が高くて、第1希望のオス猫ではないんですけど、メスの子はどうですか?とのこと。

 

「ぜひ!!!」

と返答していました。よっしゃー!(((o(*゚▽゚*)o)))♡とはやる気持ちを抑えるのが大変でした。家族との話し合いでも、オスがダメならメスもきっと良いよね、と話し合えていたので問題なし。

 

そこから日程調整の話になったのですが、譲渡が決まってから家への訪問調査があるので引き渡しまで3週間くらいはかかるのかな?なんて思っていたのは大間違い。予想以上にスピーディーな展開に。

 

この日が月曜日だったのですが、翌日火曜日に訪問調査があり、金曜日に譲渡会&引き渡しということになったのです。

 

早い!嬉しい!!

 

そして最後に、「この間に、キャリーバッグとケージやトイレなんかを用意しておいてくださいね。」とのこと。

 

そうなのです。実は前回の「ふれあいの時間」でセンターの人に、「猫の用品はもう揃えておいた方が良いですか?」と先走って聞いていたのですが、「譲渡されるか決まる日(=結果発表の日)まで待っておいてください。」と言われていたのです。

それは当然ですよね。猫用品を先に買っても肝心の猫が来なければ無駄になってしまうのですから。

 

ただ、さっきも言ったように猫が引き渡されるまで3週間くらいはかかるのかな〜なんて悠長に構えていた筆者。

 

ぶっちゃけあと火・水・木の3日くらいしか残されてない!

どうする??

 

ということで、次回は「#はじめて猫を飼う時に揃えたもの」です!

 

 

 

 

 

 

 

#6 オス猫かメス猫か?

前回、ようやく動物愛護センターでの譲渡へ一歩を踏み出し、「ふれあいの時間」という名のお見合いまでこぎつくことができました。お見合いは週末!それまでまだ数日の間がある!と、さらに猫について色々調べながら過ごしていたある日のことでした。

 

「ぴよ(筆者)が良い!って言ってた猫ちゃん、メスだよね?会社の人で猫飼っている人に聞いたんだけど、オスの方が甘えん坊で懐っこいみたいよ?メスだとちょっと気が強いみたい( ・∇・)」

 

と家族からさらっと伝えられました。メスも良いけどオスを優先して希望してみては?というのが家族の意見でした。

実は、もっと前の段階でオス・メスの性格や特徴の違いについては調べていたのです。

いろんなサイトを見た結果、違いについては大体以下のようなことが言われていました。

<オス猫>

  • 甘えん坊
  • 人懐っこい
  • 遊び好き
  • マーキング行動がある
  • 尿道の病気にかかりやすい

<メス猫>

  • 自立心が強い
  • 気分屋
  • 大人しい
  • 乳腺・子宮の病気にかかる可能性がある
  • 発情期によく鳴く

そして、筆者自身もそれらの情報を見る限り、事前には「オスの方が良いかも」と考えていました。「猫飼い初心者だし、人懐こい方が飼いやすいのではないか?」とか「甘えられたいな」とかいうのが理由です。

 

もうひとつ言うと、メス猫の特徴として挙げられている「自立心が強い」という性格が想像しにくかったこともありました。「近寄ってくれなかったり甘えてくれなかったりすることなのかな?」と。しかし、愛護センターのサイトで見た猫のあまりの可愛さにオスかメスかということはあまり考えなくなっていたのです。ただ、家族全員で飼う以上、家族の意見も大事・・・。

 

実は、愛護センターのサイトで見る限り、筆者が良いなと思った猫ちゃんには容姿がほぼ同じの兄弟猫があと2匹いました。センターの人に「ふれあいの時間」の日程調整を電話した時に「3匹の中でどの子が気になるとかありますか?」と聞かれてはいたのですが、なんとなく「実際に会ったときに決めれたら・・・」みたいにふんわり答えたこともあり、ファースト・インプレッションとは異なりますが、当日はオス猫で希望を出してみようかということになったのです。

 

そして、迎えた当日!快晴で気分揚々!

センター開所すぐの朝の時間帯にそこへ向かうと、優しそうな女性の方が迎えてくださり、「こちらです」と案内された脱走防止柵の中には・・・

何か小さい茶色のモコモコが動いている!!

そこからはあれよあれよと「いっぱい遊んであげてください」と長いロープ状のおもちゃを渡され、遊んであげたり抱っこの仕方やしっぽから読み取れる感情をそれとなく教えてもらったりしました。この辺については、また別の回で触れようと思います。

 

そして、そんなこんなで「ふれあいの時間」が終わり、猫の譲渡条件について色々確認された後、ついに「どの猫を希望するか」問われました。

正直先ほどまでにふれあった出来事を思い返すと「私たちが選ぶなんておこがましいよな??」という気持ちにもなっていました。それほどどの猫も可愛すぎたのです。

ただそれでは前に進めないので、表題につながりますが、家族の意見の通り「1.オスA 2.オスB  3.メス」の順で希望を出しました。

 

そうこうする内に時間が来て、名残惜しかったですが帰宅することになりました。

「結果は募集期間が終わる1週間後に、(飼い主と)決まれば電話で、そうでない時には郵送でお伝えします」と言われました。

 

もうそこから1週間は猫ちゃんが来てくれるのか来ないのかで頭がいっぱいで何も手がつきませんでした。

 

そして1週間後のその日を迎えます。

次回「#7 結果発表」です!

 

 

 

#5 動物愛護センターでの出会い

前回ようやく、どういう方法で猫と巡り会うか?について考え抜き、「動物愛護センターで探す」というところまでたどり着きました。本当に先は長い・・・(´-`).。oO

 

今回はようやく我が家の運命の猫に出会うことになります。

 

「早く猫と一緒に暮らしたいなぁ」と思いながら過ごしていたある日、何気なく動物愛護センターのサイトを見ていると、脳天にカミナリが落ちたかのような衝撃が走ることになります。

 

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ビビビと運命の出会いを感じた写真がこちら

 きゃんわいいぃぃぃぃ!!!(((o(*゚▽゚*)o)))♡

なにこの丸さ!!輪郭を描き取れば絵本に出てくるような猫が描けそうな、THE・猫!!

思わず、動物愛護センターへ電話をかけていました。電話先では、「募集要項は見ていただけましたか?」と確認があり、転居の予定がないかやペット可の物件に住んでいるか等簡単な確認をされました。事前に調べていたので、要項は全部見て確認しましたと伝えると「それなら大丈夫だと思いますよ〜」とのこと。大丈夫っていうのは一緒に暮らせるかもしれないってこと??思わずワクワクと胸が高鳴りました。

動物愛護センターでは、譲渡希望を伝えた後、実際に「お見合い」というか、家族全員でその猫に会いに行くことが求められます。その後「いつ会いに来られますか?」とやり取りが続き、その週末に家族とセンターへ向かうことになりました。

 

「私たちと家族になってくれるかも」と思うと、その日まで夜も眠れませんでした。

そして、待ちに待った当日、ご対面を果たすことに!

 

次回、「#6 オス猫かメス猫か?」です!

 

#4 私の猫と巡り会うためには?

さて、猫を飼うことに決まった我が家。では、どこで運命の猫と巡り合えるのか?と探した結果、見つかった方法がこれらです。

  • ペットショップやブリーダーから探す
  • 動物病院の軒先などで「飼い主募集中」のチラシを見つけて応募する
  • 知人・友人のツテで探す
  • 動物愛護センターで譲渡猫を探す
  • 猫の里親を募集しているサイトで探す
  • 保護猫カフェに行く

 

まず、「ペットショップやブリーダーから探す」のは、却下となりました。理由は、「高額な費用がかかるから」ということと「ペットショップやブリーダーから買ってしまうと、そのために無理に子猫を産まされる猫や売れ残って処分されてしまう猫が出てくる事象を助長するのではないか」というものでした。

最初の費用についていうと、私たちはどういった猫種が飼いたいかにさほどこだわりが無かったので、高額だけど珍しい猫や純血種を飼うことには興味がありませんでした。また、猫を飼って将来治療費等で出費がかさむこともあるかもしれないと考えると、「飼う」ことにお金はかけても「買う」ことにはなるべくお金をかけたくなかったからです。後者の理由については、殺処分や劣悪な状況下での飼育といった社会問題を考えると、なるべくそれに肩を貸すようなことはしたくなかったからです。良心的なペットショップやブリーダーさんもきっといらっしゃるのですが、ど素人の筆者がペットショップやブリーダーさんの良し悪しを区別することは不可能だったので、却下となりました。

逆に、「この猫種が飼いたい!」というのが明確になっている方にとっては、「ペットショップやブリーダーから探す」という方法が最有力だと思います。後に出てくる方法では、純血種や指定した猫種に出会うことは困難と言えます。それらの多くがミックス猫(雑種)だからです。

 

次に「動物病院の軒先などで「飼い主募集中」のチラシを見つけて応募する」方法です。個人的には、「アリかも?」と思った方法の内の1つです。しかし、如何せんペットを飼ったことがないので、行ったこともない動物病院に入っていって「飼い主募集のチラシを見てやってきたのですが・・・」と言うのもなんかやりづらいな、とためらう気持ちがありました。そこの病院の人にとっても、病院にかかったことがあり、なんとなく人となりが知れている人には譲渡しやすいかもしれませんが、どこの馬の骨ともわからない奴にはちょっと身構えてもおかしくないですもんね・・・?とりあえず、この方法は保留となりました。追記しますと、子猫が生まれてくるシーズンには募集の貼り紙がされている可能性が高いそうです。

 

「知人・友人のツテで探す」

これは却下となりました。まず、猫を飼っている知人・友人っていうのがいないんですよね。そもそもペット自体を飼っている人が少ない!たとえ飼っていても、避妊・去勢手術を済ませているというところだけだったので、知り合いから譲り受けることはできませんでした。

 

「動物愛護センターで譲渡猫を探す」

これはアリだと思いました。動物愛護センターは、猫が譲渡されないまま残ってしまうとおそらく殺処分ということになってしまいますし、そうした猫を1匹でも引き取って幸せに過ごさせてあげれたらとても良いのではないか?と考えたからです。動物愛護センターは行政の管轄ですし、やり取りが決まった手順に沿って進んでいくのも好印象でした。

ただ、行政の管轄であるが故に譲渡してもらうための条件が多く、クリアしないと譲渡は厳しそうに感じました。少し例を上げると「単身者不可」や「転居の予定がある場合原則譲渡不可」などの条件です。

 

「猫の里親を募集しているサイトで探す」

これは却下となりました。もう、調べれば調べるほど闇が深すぎる。

身勝手な理由で猫を手放そうとしたり、早く引き取ってもらいたいという思いを利用して里親詐欺をして猫を虐待する輩もいたりするとかで・・・。

あとはどうしても、譲る側・譲り受ける側といった個々人とのやり取りがメインとなり、お互いがお互いの望む通りに意思や情報の疎通ができないとトラブルになるんじゃないかな・・・という思いもあリました。正直、筆者には上手な活用の方法が見出せなかったです。もし、この方法で巡り合おうとされる場合には、この方法でうまく巡り合えた人を探してやり方を模倣するのがベターかなと感じました。

 

「保護猫カフェに行く」

一応アリかなと思いました。保護猫カフェでは、そこで飼われている猫の里親になれる場合もあるようです。ただ上記の「里親サイト」と同等の理由になるのですが、私人同士でのやり取りはトラブルの元になるのでは、という懸念が拭えなかったです。例えば、譲渡にあたってカフェ側が猫を愛するあまり、里親に「あなたの年収や勤め先等々の個人情報を用紙に記入してくれ」と言ったとします。それらの情報を伝えることは仮に出来たとしても、「情報が悪用されないか?」とか「個人情報が記載された用紙の保管はどのようになされるのか?」とか考えてしまう人もいると思います。そういう人には、そもそもこの方法は向いていないか、保護猫カフェのサイトやレビュー等で情報をしっかり得て、そのカフェの信頼性を確認してからの方が良いと思います。うがった見方ばかりしましたが、猫のことを本当に思っているオーナーから猫との運命の糸を繋いでもらえる可能性もあるので悪しからず。

 

以上、6つの方法について考え抜いた結果、

「動物愛護センターから譲渡猫を探す」という方法を取ることに落ち着きました。

 

次回、「#5 動物愛護センターでの出会い」です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#3 初めて猫を飼うときにかかる費用って?

ここ数日間ずっと雷で、深夜から起こされてしまいました。雷が続くなんて、変な天気ですね。

 

さて、今回は「初めて猫を飼うときにかかる費用〜わが家の場合〜」をお伝えします!

前回で「猫を飼う」ことに決まったのですが、具体的に買う必要のありそうなグッズとその初期費用を算出してみよう!ということでノートに書き出しを行いました。いざ「猫と暮らせる!」と思うと気持ちが高ぶり過ぎて、色々と検索しながら夢中になり、気づくと夜中になっていました。なかなか楽しい作業でした。

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猫を飼うのに必要なものや金額を書き殴ったノート

では、リストアップしたものと後日それにかかった初期費用を述べます。

  • ケージ 12980円
  • キャットフード 約2000円
  • トイレ(トイレ砂・トイレシートとセットになったもの)2個 約6000円
  • キャリーバッグ 2200円
  • 首輪 約1000円
  • 猫用の食器 2個 5060円
  • ペットブラシグローブ 1810円
  • おもちゃ(猫が転がして遊ぶウールボールのようなもの、猫じゃらしのようなもの、けりぐるみ等)約2500円
  • 爪とぎ 約1600円
  • 爪切り 約1700円
  • ペットベッド 1840円
  • ケージ内に取り付けるハンモック 1700円
  • キャットタワー 10890円

(※2021年6月時点)

合計 51280円でした!!

高い、安いのどちらに感じましたか?これは、猫を飼うのがはじめてな筆者が一から用具を揃えた場合にかかった金額なので、今までに猫の飼育経験があって既に持っているものがあるよという方や親戚・友人から用具を譲り受けられる方はもっと安くて済むかもしれませんね。

 

そして、大事だなと思うのが「この5万円ほどをためらいなく口座から引き落とせるか」ということです。

 

5万円って目玉が飛び出るほど超高額なわけではないけど、急な出費となると家計には結構痛い金額だと思います。しかし後に猫を飼い始めて分かるのですが、上記した用具は猫ちゃんが生活する為にほぼ全て必要となるものでした。つまり、猫がストレスなく過ごす為には前もってこれくらいの金額が必要なのです。もし、この金額を口座から引き落とすのに抵抗を感じる場合、もう一度猫を飼うことについて再考するのもアリかもしれません。なぜなら上記には、今後費用がかかる可能性のある去勢・避妊代金や健康診断代等は含まれていないからです。猫と愛情に溢れた日々を過ごす為には、生活の余裕が大事なのだと筆者自身痛感させられました。

 

さて、5万円を手にペットグッズを買い揃える用意はバッチリ!

そして、肝心の猫ちゃんとどこで出会うのか!?

今まで散々やれ「猫を飼うか否かの会議」だ、「ペットグッズにいくらかかる?」だなどとやってきましたが、猫に出会えなくては何の意味も為しません。ようやく猫に出会うための行動をとっていきます!

 

次回、「#4 私の猫と巡り会うためには?」です!

 

 

#2 猫を飼う前にしたいことー家族会議の方法ー

ー猫を飼うか否かー

真剣な命題ですよね。1匹の小さな命がかかっているんですから。ここでは、家族とどのようにして猫を飼うことを決めたか、その方法を紹介します。

 

その方法とは、「猫を飼うとどうなる?家族間ディベート大会」です!

 

はぁ?(・Д・)って感じかもしれませんが、実際我が家ではかなり有効な手立てとなりました。

 

ディベートといっても、肯定側・否定側に分かれるわけではありません。

全員で、肯定の意見・否定の意見をそれぞれ述べていくのです。

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どのようにするかというと・・・

①まず「猫を飼うと起こる良いこと」を箇条書きにして上げていきます。思いつく限りたくさん箇条書きにして上げてください。「良いこと」というのは、主観的なものでも客観的なものでも構いません。

 

②そして、①で箇条書きにした項目について1つ1つ反論していってください。①の項目以外で「猫を飼うと起こるよくないこと」を上げても構いません。反論や意見を言う際に大事なのは、決して感情的にならないこと。淡々と反論してください。

 

③最後に、②で反論された項目について、さらに反論を重ねてください。つまり、反論の内容を踏まえた上で、もう一度「猫を飼うと起こる良いこと」について説くのです。

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具体例を述べましょう。

 

①我が家では、以下の「猫を飼うと良いこと」が上がりました。

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猫を飼うことに肯定する意見

②そして、その肯定意見への反論としては以下の点が上がりました。

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猫を飼うことに反論する意見

③最後に、②で述べられた反論を受けて、もう一度肯定してみてください。

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猫を飼うことに再度肯定する意見

・・・いかがでしたでしょうか?

ちなみに③の手順の後、更に反論→肯定→反論・・・という過程を問題点が尽きるまで話し合うことも可能です。

 

あと、全てに解決策を見つける必要はないということです。というか解決策が見つからない事項だってザラにあります。あくまで「猫を飼うとこれから先どんなことが起こりうるのかを事前に認識しておき、結論を導き出す」というのがねらいです。

例えば、「猫が突発的な治療を受けることになり、治療費が十数万円かかるかもしれない。その際即時に費用を出せるのか?」という反論が出たとします。十数万円という額なら出せるように考えや工夫を凝らしておくことも大事です。ただし、極論をいって「猫が難病で治療費に数百万円かかる時はどうするか?」としたらどうでしょうか?「猫の治療費に数百万円出せないから、やはり飼うのはやめよう」となってしまうのは、あらゆるマイナスの可能性を考えるばかり、「いっときに数百万も払えないから飼えない」という一択のみになってしまいます。猫にかけるお金がより多くあるのは素晴らしいことですが、今猫を飼っている人だって、即座に猫に数百万円かけれる人は稀だと思います。大事なのは、イレギュラーで突飛な問題や解決策のない問題については「認識しておく」ことです。

 

そして、絶対にしてはいけないことですが「猫を捨てたくなることがあるかもしれない」という問題について深く考えても良いかもしれません。言うまでもなく、「猫は捨てたりせず、愛情深く責任を持って飼う」必要があります。しかし、「猫を捨てた人」も飼うまでは「猫を捨てよう」なんて考えはしなかったのではないでしょうか?そして、「私はそうはならない」とは必ずしも言えないのではないでしょうか?「猫を愛しているのだから絶対捨てない」という気持ちが強いあまり、万一負の感情が起こってもそれを隠して対処方法を考えないようにしてしまうと、いざという時最悪の事態になりかねない、と考えました。どれほどペットを愛していても震災で手放さざるを得なかった人もいるのですから。「捨てない」為に「もし万一捨てたいという気持ちが湧いた時、どのように行動するか」を考えることは無駄ではないはずです。そして、その結果として「やはり飼わない」という結果が導き出されたなら、その人にとっても猫にとっても幸せな結果に落ち着いたと思いますし、「飼う」という結果になったなら、きっと捨てたりせずに愛情をたっぷり注いで人も猫も幸せな時間が過ごせると思うのです。

 

ーそうして様々な議論が家族間で尽くされ、色々な問題が起こりうることも家族間でイメージ共有した結果、我が家では、「猫を飼う」ことに決まりました。

 

次回は「#3 初めて猫を飼うときにかかる費用って?」です!
 

 

 

 

 

#1 はじめて猫と暮らすまで

猫と暮らすーそれは20年前、小学生の頃から抱いていた夢でした。

 

私「猫飼いたい!(°▽°)」

親「だめ(´ω`)」

こんなやり取りを何度繰り返したことでしょう。

 

当時好きだった本は「どうぶつ図鑑」。 色々な出版社の図鑑を買ってもらい猫のページを見比べる、そんな毎日を過ごしていました。

しかし親が転勤族だった為に、住んでいた家はずっと賃貸で犬や猫のペットは不可。大学生や社会人として生活を始めても、中々自分のことで精一杯でペットを飼う余裕はありませんでした。今まで飼った事があるのは、父が拾ってきたメスのカブトムシと理科の実験で生き残ったメダカを引き取ったくらいでしょうか。どちらも可愛かったですが、「毛のある生き物を飼う」というのは長年の夢だったのです。ただそれも忙しい毎日が続く中で頭の片隅へと追いやられて忘れ去っていました。

 

ところが、ひょんなことからペット飼育可の家に住むことになり、ふと「猫と一緒に暮らしたいな」と思ったことから人生に変化が起こりました。

 

今は、愛猫と暮らし始めて約1ヶ月。

「小さくて可愛いもふもふ」な面や「やんちゃでお世話の手間がかかる」面など色々な姿を覗かせてくれています。このブログでは、はじめて猫を飼う私の経験や思いを愛猫を通して語っていくつもりです。

 

このブログを通して、「猫と暮らしてみたいと思っている方」に「猫と暮らすってどんな感じなんだろう?」と想像してもらえると幸いです。