はなまるのこよみ

20年越しの夢を叶えて猫と一緒に暮らす日々

#2 猫を飼う前にしたいことー家族会議の方法ー

ー猫を飼うか否かー

真剣な命題ですよね。1匹の小さな命がかかっているんですから。ここでは、家族とどのようにして猫を飼うことを決めたか、その方法を紹介します。

 

その方法とは、「猫を飼うとどうなる?家族間ディベート大会」です!

 

はぁ?(・Д・)って感じかもしれませんが、実際我が家ではかなり有効な手立てとなりました。

 

ディベートといっても、肯定側・否定側に分かれるわけではありません。

全員で、肯定の意見・否定の意見をそれぞれ述べていくのです。

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どのようにするかというと・・・

①まず「猫を飼うと起こる良いこと」を箇条書きにして上げていきます。思いつく限りたくさん箇条書きにして上げてください。「良いこと」というのは、主観的なものでも客観的なものでも構いません。

 

②そして、①で箇条書きにした項目について1つ1つ反論していってください。①の項目以外で「猫を飼うと起こるよくないこと」を上げても構いません。反論や意見を言う際に大事なのは、決して感情的にならないこと。淡々と反論してください。

 

③最後に、②で反論された項目について、さらに反論を重ねてください。つまり、反論の内容を踏まえた上で、もう一度「猫を飼うと起こる良いこと」について説くのです。

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具体例を述べましょう。

 

①我が家では、以下の「猫を飼うと良いこと」が上がりました。

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猫を飼うことに肯定する意見

②そして、その肯定意見への反論としては以下の点が上がりました。

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猫を飼うことに反論する意見

③最後に、②で述べられた反論を受けて、もう一度肯定してみてください。

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猫を飼うことに再度肯定する意見

・・・いかがでしたでしょうか?

ちなみに③の手順の後、更に反論→肯定→反論・・・という過程を問題点が尽きるまで話し合うことも可能です。

 

あと、全てに解決策を見つける必要はないということです。というか解決策が見つからない事項だってザラにあります。あくまで「猫を飼うとこれから先どんなことが起こりうるのかを事前に認識しておき、結論を導き出す」というのがねらいです。

例えば、「猫が突発的な治療を受けることになり、治療費が十数万円かかるかもしれない。その際即時に費用を出せるのか?」という反論が出たとします。十数万円という額なら出せるように考えや工夫を凝らしておくことも大事です。ただし、極論をいって「猫が難病で治療費に数百万円かかる時はどうするか?」としたらどうでしょうか?「猫の治療費に数百万円出せないから、やはり飼うのはやめよう」となってしまうのは、あらゆるマイナスの可能性を考えるばかり、「いっときに数百万も払えないから飼えない」という一択のみになってしまいます。猫にかけるお金がより多くあるのは素晴らしいことですが、今猫を飼っている人だって、即座に猫に数百万円かけれる人は稀だと思います。大事なのは、イレギュラーで突飛な問題や解決策のない問題については「認識しておく」ことです。

 

そして、絶対にしてはいけないことですが「猫を捨てたくなることがあるかもしれない」という問題について深く考えても良いかもしれません。言うまでもなく、「猫は捨てたりせず、愛情深く責任を持って飼う」必要があります。しかし、「猫を捨てた人」も飼うまでは「猫を捨てよう」なんて考えはしなかったのではないでしょうか?そして、「私はそうはならない」とは必ずしも言えないのではないでしょうか?「猫を愛しているのだから絶対捨てない」という気持ちが強いあまり、万一負の感情が起こってもそれを隠して対処方法を考えないようにしてしまうと、いざという時最悪の事態になりかねない、と考えました。どれほどペットを愛していても震災で手放さざるを得なかった人もいるのですから。「捨てない」為に「もし万一捨てたいという気持ちが湧いた時、どのように行動するか」を考えることは無駄ではないはずです。そして、その結果として「やはり飼わない」という結果が導き出されたなら、その人にとっても猫にとっても幸せな結果に落ち着いたと思いますし、「飼う」という結果になったなら、きっと捨てたりせずに愛情をたっぷり注いで人も猫も幸せな時間が過ごせると思うのです。

 

ーそうして様々な議論が家族間で尽くされ、色々な問題が起こりうることも家族間でイメージ共有した結果、我が家では、「猫を飼う」ことに決まりました。

 

次回は「#3 初めて猫を飼うときにかかる費用って?」です!